食用ほおずきとは?

食用ほおずき

食用ほおずきが年を追うごとに人気が出ているのをご存知でしょうか?
しかし、聞いたことも見たこともない、もちろん食べたこともないという方が大半だと思います。普通、「ほおずき」と言えば、鉢植えやドライフラワーになった「鑑賞」としてのほおずきを想像すると思います。

観賞用ほおずき

あの赤くて風情のある姿に愛好家になる人も多く、開花時期には日本各地で「ほおずき市」が開かれるほど日本人に愛されている存在なのです。
しかし、食べることが出来るほおずきがあるんです!しかも非常に甘く、かつ爽やかな酸っぱさがあり、フルーツのような味にフルーツ業界、お菓子業界に非常に注目されている存在なのです!

食用ほおずきはキレイなオレンジ色

色の比較

観賞用ほおずきと食用ほおずきの実の色を比較してみましょう。
観賞用ほおずきは熟すと実が赤くキレイな色になりますが、食用ほおずきはキレイなオレンジ色になります!
このツルツルピカピカと可愛らしい姿からオレンジ色をしたチェリーのようなので、「オレンジチェリー」と呼ばれることも多いのです。もっともチェリーよりさらに糖度が高いのですが。(食用ほおずきにも様々な種類があり、糖度は異なります。)

食用ほおずきはヨーロッパでは有名です

食用ほおずきは日本ではまだ日が浅いですが、ヨーロッパでは有名で、例えばイタリアやフランスでは「食用」として広く愛されています。用途も様々で、生食はもちろんのこと、ジャムに加工しても美味しく、ヨーグルトやケーキ、アイスクリームなどにも活用され、お肉のソースなどにも加工して使われることもある食品として非常に優れものなのです!
日本でもイチゴ大福ならぬ「ほおずき大福」が開発され、甘味と酸味が大福餅に非常にマッチして、和菓子業界からも注目されているのです。

食用ほおずきの原産地

食用ほおずきの原産地は南米のペルーと言われていますが、ヨーロッパが原産ではないかなど諸説あります。原産地の南米ではビタミンが豊富なことから薬用的に用いられることもあるそうです。
また、ペルーの山岳地帯は標高4000mを超えるところもあり、原産地に近い標高が高い場所で栽培すると甘味がグッと増すようです。特に寒暖の差が激しい長野の高地で栽培された食用ほおずきはかなり甘く、美味しいと言われています。
原産地に近い環境で育てるという「ルーツ農法」という方法がありますが、まさにそれがピッタリ当てはまるのです。

食用ほおずきはナス科ホオズキ属の多年草

食用ほおずきはナス科ホオズキ属の多年草です。ただ、多年草と言ってもあまりに寒くなる地域では冬を越せずに枯れてしまいまうので、寒冷地では毎年種から栽培しています。

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